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『濱口竜介レトロスペクティヴ』回顧録 vol.1

『プロスペクティヴ(将来へ繋がる)』な試みとしなければならない

7/28(土)〜8/10(金)の期間、オーディトリウム渋谷にて開催され、盛況のうちに幕を閉じた『濱口竜介レトロスペクティヴ』。

濱口竜介を見たい、見せたい、という熱気渦巻く2週間となりました。

まずは会場の様子から。

改めまして、ご来場いただいた観客の皆様、関係者の皆様に深く御礼を申し上げます。

どうもありがとうございました!

本レトロスペクティヴ開催に辺り、濱口竜介の口から出た言葉は、『プロスペクティヴ(将来へ繋がる)』な試みとしなければならないというものでした。

ですから、気持ちは次へ次へと向かってはおりますが、同時に振り返ることをはじめたいと思います。

会場受付前

本レトロスペクティヴの企画が立ち上がったのは昨年夏、以降、濱口監督、オーディトリウム渋谷のディレクター杉原永純さん、LOAD SHOWとの間で準備を進めてきました。

詳細を振り返ることまではしませんが、とにかく既存のやり方を、全てとは言わないまでも覆したい、そのような気持ちで一致をしていたように思います。

プログラム自体も期間中4度のオールナイト上映など、前代未聞とも言えるものですが、ゲストの数も10人を数えるなど、ほとんど毎夜のようにイベントが催されました。

トークに留まらず、プログラムと連動させたライブ演奏を実現し得たことも大きな収穫となりました。

会期がはじまってからも、スニークプレビューをおこなうことを決定するなど、出来うることは可能な限り盛り込んでいったつもりですが、それらの実現は全て、オーディトリウム渋谷の千浦さん、杉原さん、スタッフの皆様のご尽力があってこそです。

写真にも映されておりますが、チラシ、ポスターの制作には特別な思いを込めました。

デザインが仕上がった後、杉原さんからは「通常であればokを出さない」と言われましたが、デザインを担当していただいた石井勇吏さん、竹内衛さんには、最初のミーティングから「従来の映画のチラシとは違うものを目指したい」とお伝えし、ディスカッションを重ねました。

そのようにした理由としては、映画館に足繁く通うわけではない方々にとって、『濱口竜介』という固有名詞は全く知られていないに等しいという現状認識があったからです。

ですから単なる上映のお知らせである以上のインパクトを求めたかった。

もちろんデザインが新しければそれで良いと思ったわけではありませんし、充実した寄稿をいただくなど、内容は深く映画に根ざしたものとなっています。

より広い層からの支持をいただくには、更なる仕掛けが必要であったとは思いますが、実際ご覧いただいた皆様にどのような印象を持っていただけたか、将来に向け分析していく必要があると感じています。

今後皆様のお声をお聞かせいただければ有り難く思います。

※オーディトリウム渋谷 ディレクター 杉原永純さん(写真手前)

次回は初日、7/28(土)の内容について記述をしたいと思います。

今後しばらくのお付き合いをいただければ幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします!