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ポール・シュレットアウネ監督作品『チャイルドコール 呼声』

愛とはもっとも危険な感情かもしれない

夫の暴力から逃れるため、アナと8歳の息子アンデシュは郊外のアパートに越してきた。それでもなお不安なアナは、音声監視モニター<チャイルドコール>を購入し息子の寝室に設置した。ある晩、モニターからの子供の悲鳴が聞こえ、アナは寝室に走るがアンデシュは何事もなく眠っていた。混線により他の部屋の音が聴こえることがあるのを電器店のヘルゲから聞いたアナは、他の部屋で子供が虐待の末殺されたのではないかと疑い始める。

監督は新聞に出たドメスティック・バイオレンスの記事から構想をふくらませ、今回のヒロイン像を作り上げたという。映画の製作に入る前に、自身の子供を授かることで、子供という存在の危うさに興味を抱いたという。親子の複雑な愛憎関係に自身の体験からくるリアルな感情を持ちこむことで、こまやかな心理描写を実現している。タッグを組んだ主演ノオミ・ラパスはベストセラー・ミステリーの映画化として話題を呼んだ『ミレニアム』シリーズで強烈なヒロインを演じ、巨匠リドリー・スコットの熱烈なラブコールを受けてSF大作『プロメテウス』(2012)でハリウッドにも進出。作では息子を思う母の愛を繊細に演じ、これまでとはひと違う演技を披露。

上映中。ヒューマントラストシネマ渋谷他にて全国順次ロードショー!

<公式サイト>http://childcall.jp/

  • 『ポール・シュレットアウネ』
    ポール・シュレットアウネ / Pål Sletaune
    1960 生まれ。オスロ大学で美術と文学を学んだ彼は、写真家として活動しながら CM と短編映画でその頭角を現した。1991 年に短編デビュー。 長編デビュー作『ジャンク・メール』(97) で、カンヌ映画祭批評家週間最優秀賞、 東京国際映画祭東京シルバー賞他、数々の映画賞を受賞、世界 40 カ国以上で公開された。 1998 年 Variety 誌が選ぶ将来有望な監督 10 人のひとりに選出された。CM ディレクター としてもカンヌ広告祭で受賞多数。1998 年 4 月に映画と CM の制作会社41/2 を設立、ラース・フォン・トリアーの 『ドッグヴィル』、ロイ・アンダーソンの『散歩する惑星』等の共同製作も手がけている。< フィルモグラフィー >『The Bingo Joint』(1992) 短編 日本未公開 『Eating Out』(1994) 短編 日本未公開 『ジャンクメール』(1997)『You Really Got Me』(2001) 日本未公開 『チャイルドコール 呼声』(2011)