LOAD SHOW

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CO2東京上映展2013

5月11日(土)~17日(金)オーディトリウム渋谷にて1週間のレイトショー!

CO2東京上映展2013がオーディトリウム渋谷にて開催される。

メインタイトルにあるように全く個性の違う3作品がラインナップされており、一週間と短い期間ではあるが、各作品の今後を占う上でも重要な上映展となるに違いない。(『蒼白者 A Pale Woman』は上映後の公開が決定しており、今回先行プレミア上映となる)

我々LOAD SHOWは幾つかの言葉を標語としており、そのひとつは「見られなければ始まらない」というものだ。右記CO2の詳細にも記してあるが、三宅唱による、あの素晴らしい『Playback』も、具体的に言えば、CO2助成作品である『やくたたず』が見られることからはじまったのである。

5月11日(土)~の上映に向けて、LOAD SHOWでは安川有果(『DressingUP』)、梅澤和寛(『治療休暇』)、常本琢招(『蒼白者 A Pale Woman』)の3監督へインタビューを敢行する予定だ。CO2のこと、それぞれの作品の見どころ、「上映すること」について、話を聞きたいと思っている。

◆今回上映される作品は大阪で2012年に発表された第8回作品。

2011年5月、大阪市での撮影を条件とする企画募集を開始。審査員には、黒沢清(映画監督)、山下敦弘(映画監督)、アレックス・ツァールテン(映画研究家)らを迎え、選ばれた3つの作品は全く異なる作風の作品が揃った。

柴田剛監督『堀川中立売』や神聖かまってちゃんのMV『夕方のピアノ』などで、若いながらその存在を圧倒的に印象付けた祷キララと怪優、鈴木卓爾が親子役で共演する『Dressing UP』。 若手落語家、月亭太遊と新人俳優、上岡郁を起用し、現代のどうしようもない若者の現実を描いた『治療休暇』。 キム・コッビ(『息もできない』)と忍成修吾(『人のセックスを笑うな』)を主演に迎え「絶対の愛」を貫く韓国人女性を描いたメロ・ノワール『蒼白者 A Pale Woman』。

『蒼白者 A Pale Woman』は6月8日からの公開に先駆けたプレミア先行上映となる。

<公式サイト>http://co2tokyo2013.jimdo.com/

料金
一般=1500/学生=1300 円/シニア=1200 円 前売一回券=1200 円/前売り三回券 3000 円
スケジュール
2013年5月11日(土)~5月17日(金)
5月11日(土) 『DressingUP』 5月12日(日) 『治療休暇』
5月13日(月) 『Dressing UP』 5 月 14 日(火) 『治療休暇』
5月15日(水) 『Dressing UP』
5月16日(木) 『治療休暇』
5月17日(金) 『蒼白者 A Pale Woman』先行プレミア上映
※毎夜ゲスト来場予定。
会場
オーディトリウム渋谷 TEL.03-6809-0538
東京都渋谷区円山町 1-5 KINOHAUS 2F(東急文化村前交差点左折・ユーロスペースのビル 2階)
『蒼白者 A Pale Woman』
2012年/日本/90分
監督 : 常本琢招
出演 : キム・コッビ、忍成修吾、中川安奈
ストーリー:ヒロイン・キムが日本に戻ってきた。最愛の男・シュウを汚れた世界から救い出すために。そのための危険な計画を、ためらうことなく進めていくキム。しかし、その行く手には、大きな試練が待っていた...。
サークやアルドリッチ、あるいは日活アクションや香港ノワールについて、議論はいくらでもできる。しかし、アクション・メロドラマを現在の夢として生き抜く、ワクワクするような映画を作るには、欲望と技術と執念が必要だ。われらがツネちゃん、常本琢招監督の『蒼白者』における果敢な挑戦に大きな拍手を送りたい。(福間健二〈詩人・映画監督〉)
『DressingUP』
2012年/日本/70分
監督 : 安川有果
出演 : 祷キララ(CO2新人俳優賞)、鈴木卓爾、佐藤歌恋
ストーリー:育美は父親の友則と二人暮らしの中学一年生。授業で「将来の夢」についての課題が出るが、自分の未来を想像することが出来ない。「母親のような立派な人間になりたい」というクラスメイトの発言を聞いた育美は、死んだ母親がどういう人だったのか興味を持ち始めるが、ある日、友則がひた隠しにしていた母親の過去を知ってしまう。
監督プロフィール:『安川有果(やすかわ・ゆか)』
1986年生まれ。大阪美術専門学校で映像制作を学び、09年桃まつり presentsうそにて『カノジョは大丈夫』を監督。渋谷ユーロスペース他にて上映される。この作品を参考作品に、11年大阪映像文化振興事業 CO2(シネアスト・オーガニゼーション・大阪)に出した企画が通り、『DressingUP』を監督。主演の祷キララが CO2新人俳優賞を受賞、第14回 TAMA NEW WAVEでグランプリに輝いた。最新作、青春H『激写!カジレナ熱愛中!』3月中旬公開予定。
『治療休暇』
2012年/日本/85分
CO2選考委員特別賞 Panasonic技術賞
監督 : 梅澤和寛
出演 : 月亭太遊、上岡郁、中川晴樹(ヨーロッパ企画)
ストーリー:自動車整備会社で働いている西村は、長期の休暇を取ることになった。理由は不景気と、社長に嫌われているから。そんな西村に優しい上司の吉崎は、痩せて社長を見返してやれと「2週間ダイエット講座」を勧める。無意識に面倒なことから逃げ出してしまう西村は、気付かないまま孤独になっていく。
空前絶後のガッカリ感。ここまで気持ちよく「主人公に裏切られた映画」はユージュアル・サスペクツ以来かもしれない。(黒田勇樹〈ハイパーメディアフリーター〉)
監督プロフィール:『梅澤和寛』
1985年生まれ大阪市出身。ビジュアルアーツ専門学校大阪を卒業し、CM・VPの制作会社に勤める。 退職後、自主映画『都会の夢』(高木駿一監督)で助監督をし、自身が監督する短編『男』で黒澤明記念ショートフィルム・ コンペティション2008に入賞。また『響く日々』で阿倍野ヒューマンドキュメンタリー映画祭で入賞した後、しばらく映像業界から離れる。今回が自身初の長編映画となる。
  • 『CO2』
    CO2とはシネアスト・オーガニゼーション大阪の略。2004年から始まった CO2の映像文化振興事業は、これまでに石井裕也監督(『舟を編む』公開待機中)や横浜聡子監督を筆頭に、多くの若手監督を映画界に送り出してきた。

    近年では今泉かおり監督作品『聴こえてる、ふりをしただけ』が、第62回ベルリン国際映画祭ジェネレーション部門にて「子供審査員特別賞」を受賞し、昨年全国でロードショー公開された他、CO2助成作品『やくたたず』の三宅唱監督は、この作品がきっかけとなり、第65回ロカルノ国際映画祭インターナショナル・コンペティション部門正式出品作『Playback』を監督。 映画芸術誌で年間ベストテンの第三位に選出されるなど、大きな話題を呼んでいる。