LOAD SHOW

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村山宗一郎監督『拝啓、ヨーコちゃん』(「第1回LOAD SHOWコンペティション」グランプリ作品)

「『拝啓、ヨーコちゃん』のように映画を撮ることができたなら、と思わずにはおれない。ただ、このようには決して撮らないだろう。」濱口竜介

「第1回LOAD SHOWコンペティション」グランプリ作品、村山宗一郎監督『拝啓、ヨーコちゃん』のスクリーンでの上映が実現する。同作は最終審査の場で満場一致の評価を得た意欲作であり、実際に審査をおこなった濱口竜介監督の最新作『不気味なものの肌に触れる』との併映が観客の皆様にとって刺激的であることを願っている。

以下、濱口監督による『拝啓、ヨーコちゃん』評を掲載。

『拝啓、ヨーコちゃん』は、何よりも声の現れ方が他の映画と大きく異なっていた。ヨーコちゃんの「きれい」というつぶやきは、ヨーコちゃんの存在を疑わせない。村山監督はおそらくカメラの恐ろしさをよく理解している人なのだろう。どのようにしたら演者がカメラの前にいられるか(それはカメラの前から逃げ去ることかも知れない)をどこまでも演出の中心に置いている。それを追求した結果、カメラの向ける先が映画そのものというよりは「映画を撮っている私たち」へと綱渡りして行くこともまた納得の行くことだった。それが映画制作において最も強度のある被写体となることは逃れがたい過程としてある。

僕の個人的な感慨を言えば、『拝啓、ヨーコちゃん』のように映画を撮ることができたなら、と思わずにはおれない。ただ、このようには決して撮らないだろう。それは僕が映画制作をどこまでも続けて行きたいと思うからだ。 だから今はただ、村山監督の次回作が果たしてどんなものになるのかを、おっかなびっくり楽しみにしている。

濱口竜介(映画監督)
■上映スケジュール
3月13日(木)12:45 『拝啓、ヨーコちゃん』▷『不気味なものの肌に触れる』
■料金
App Store限定アプリ【スマチケ】版『不気味なものの肌に触れる』特別鑑賞券=1000円
☆【スマチケ】アプリはこちらよりダウンロードをお願いします↓
https://itunes.apple.com/app/sumachike-kantan-bian-linachiketto/id828361384?l=ja
※iOS7.0以上のiPhone、iPadおよびiPod touchに対応しております。【スマチケ】アプリダウンロード後、ご購入下さい。
※劇場窓口での特別鑑賞券の販売は終了しております
※ご鑑賞当日に劇場窓口で【スマチケ】のご提示と整理番号の受付をお願い致します。整理番号の受付は各日午前12:15から行います。
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当日:一般=1300円/学生・シニア=1200円
整理番号制/自由席
■会場
オーディトリウム渋谷
TEL. 03-6809-0538
http://a-shibuya.jp/
拝啓、ヨーコちゃん

2012年/32分/SD/カラー

監督: 村山宗一郎

撮影:工藤智之/出演:赤塚陽子、野田真理子、都原亜美、関谷和希、飯田慶介
教室はクラスメイトのヨーコが包帯を巻いた異様な姿で登場し騒然となる。当の彼女は噂話にも全く動じず、友人と共に夏を思い思いに過ごしてゆく。彼女を中心とする男女9人の夏。
『村山宗一郎』
1989年、京都生まれ。京都造形芸術大学卒業。