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アトム・エゴヤン監督作品『デビルズ・ノット』

アメリカ史上希にみる‘未解決事件’の裏側に何があったのか?

 『スウィート ヒアアフター』『アララトの聖母』などで知られるカナダの名匠アトム・エゴヤンの最新作『デビルズ・ノット』は、全米を震撼させた猟奇殺人であり、史上最悪の冤罪とも呼ばれる“ウエスト・メンフィス3事件”を映画化したサスペンス・ミステリーである。警察による呆れ返るような証拠紛失や自白強要、事件と何ら関係のない“証人”たちの作り話、さらに保守的な地域特有のヒステリックな集団心理、アウトサイダーへの偏見といった根深い問題をあぶり出しながら、事件の裏側では実際なにが起こっていたのか、真犯人は一体誰なのか、悪魔より恐ろしい人間の闇をまざまざと浮き彫りにしていく。まさしく本作は、事件発生から20年以上経った現在も真実が闇の彼方に眠るミステリーに迫った問題作なのである。

【Story】

1993年初夏、ウェスト・メンフィスで児童の猟奇殺人が発生。殺された少年たちは手足を靴紐で縛られ、体には人間の所業とは思えない暴行の痕があった。戦慄した地元住人らはパニックに陥り、全米のメディアは小さな田舎町に押し寄せた。犯行当日の夜、現場近くのレストランに現れた血まみれの黒人男性、児童らの顔見知りだったアイスクリーム売りの若者(デイン・デハーン)など、捜査線上に浮かび上がった不審人物は決め手を欠き、報道が過熱するなか、警察は16~18歳の若者3人を犯人と断定、逮捕した。未成年者の逮捕に激震が広がる中、事件の成り行きに不自然さを覚えた私立探偵のロン・ラックス(コリン・ファース)は独自で調査を開始する。一方、被害者の母親のひとり、パム(リース・ウィザースプーン)も裁判を通して浮上したさまざまな矛盾に動揺し、人知れず苦悩を深めていた・・・。
アトム・エゴヤン監督作品『デビルズ・ノット』
秋、TOHOシネマズ シャンテ、 新宿シネマカリテほかにて全国ロードショー!
■公式サイト
http://devilsknot.jp/
『デビルズ・ノット』

監督:アトム・エゴヤン/脚本:ポール・ハリス・ボードマン、スコット・デリクソン/原作:マラ・レヴェリット/製作:エリザベス・ファウラー、リチャード・サパースタイン、クラーク・ピーターソン、クリストファー・ウッドロウ、ポール・ハリス・ボードマン/製作総指揮:モリー・コナーズ/撮影監督:ポール・サロッシー/プロダクションデザイン:フィリプ・バーカー/編集:スーザン・シプトン/音楽:マイケル・ダナ/美術監督:トーマス・ミントン/衣装デザイン:カリ・パーキンス/VFX監修:トム・ターンビル/特殊メイク:ビル・「スプラッター」・ジョンソン

出演:コリン・ファース、リース・ウィザースプーン、デイン・デハーン、ミレイユ・イーノス、ブルース・グリーンウッド、アレッサンドロ・ニヴォラ、エイミー・ライアン

(原題:DEVIL’S KNOT/2013/アメリカ/114分/5.1ch/シネマスコープ/字幕翻訳:松浦美奈/©2013 DEVILS KNOT LLC. ALL RIGHTS RESERVED. /PG12)

  • 『定者如文(じょうしゃ・ゆきぶみ)』
    兵庫県神戸市出身。映画少年だった幼少期、バイクに溺れた10代、旅行に彷徨った20代前半を経て26歳で大阪芸術大学映像学科に入学、30歳で卒業・上京し東京藝術大学映像研究科第一期生として過ごし31歳で映像業界へと進む。その後映像業界で数々の現場をこなし東京で過ごした10年のキャリアの集大成として本年度の文化庁新進芸術家海外研修制度を利用してアメリカへと渡る予定。