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万田邦敏監督作品『イヌミチ』

万田邦敏監督5年ぶりの最新作、万田映画の “今” !

『UNLOVED』(02)、『接吻』(08)で国内外に衝撃を与えた万田邦敏監督が5年の沈黙を破り、待望の新作を発表した。映画『イヌミチ』は、映画美学校のフィクション、アクターズ、脚本の3コースによるコラボレーション作品である。第一線で活躍する高橋洋、三宅隆太、村井さだゆき三人の講師陣が揃って太鼓判を押した伊藤理絵による独創的なシナリオに、響子役の永山由里恵、西森役の矢野昌幸らがみずみずしくも大胆に躍動する演技で挑み、フィクション・コース15期生がスタッフとして現場を支えた。これからの映画を担う若い世代の感性と、万田監督の鋭い演出が混じり合うことにより、現代の若者の孤独と倒錯した愛を描いた『イヌミチ』が誕生した。

以下、万田監督のコメント引用。

『接吻』から7年間、私は長編映画を撮る機会がなく、その意味で映画監督でもなくなりかけていて、何をやっていたかというと、映画美学校と立教大学で、学生と一緒に映画の芝居についてあれこれ考えていた。
『イヌミチ』には、その試行錯誤が生かされているのだが、果たしてそれは学生との交流から生まれたものなのか、私の一方的な体験の結果なのか。というのも、映画製作の現場は職掌と経験値の多寡によるヒエラルキーが存在するが、各個人の映画に対する思いにはヒエラルキーはなく、だからその思いが「交流」によって共有されれば、現場は平等に近づき、居心地のいいものになる。私個人の印象はまさにそうだったので、今回は幸せな現場だった。
しかし、スタッフやキャストとなった学生にしてみたら、たんにコキ使われたと思っただけかもしれないのだ。ならば、共有されなかった映画に対する思いを来るべき交流に向けて、孤独に鍛え、より強くしていくべし。それが「エイガミチ」なのだから。

万田邦敏

首輪をはめたら、「自由」になれた。

【Story】仕事や恋人との生活において選択する事に疲れている編集者の響子はある日、クレーマーや上司に簡単に土下座をする男・西森と出会う。プライドもやる気もない西森の、無欲な「イヌ」の目に興味を持つ響子。出来心から訪れた西森の家で、二人はおかしな「イヌ」と「飼い主」という遊びを始める。「イヌ」としての盲目的な生活に浸る響子と、その姿に安らぎ「飼い主」になる西森。ほの暗い家の中で、決して交わることのない身勝手な愛を垂れ流す二人の遊びはどこへ向かうのだろうか。恋愛でも友情でもなく成立する異 常な関係が、二人を「自由」に、そして孤独にしていく......。

『イヌミチ』
©2013 THE FILM SCHOOL OF TOKYO
【Story】仕事や恋人との生活において選択する事に疲れている編集者の響子はある日、クレーマーや上司に簡単に土下座をする男・西森と出会う。プライドもやる気もない西森の、無欲な「イヌ」の目に興味を持つ響子。出来心から訪れた西森の家で、二人はおかしな「イヌ」と「飼い主」という遊びを始める。「イヌ」としての盲目的な生活に浸る響子と、その姿に安らぎ「飼い主」になる西森。ほの暗い家の中で、決して交わることのない身勝手な愛を垂れ流す二人の遊びはどこへ向かうのだろうか。恋愛でも友情でもなく成立する異 常な関係が、二人を「自由」に、そして孤独にしていく......。
監督・編集:万田邦敏/脚本:伊藤理絵/撮影:山田達也/照明:玉川直人/録音・整音・効果:臼井勝/音楽:齋藤浩太、下社敦郎/音楽監修:長嶌寛幸/美術:萩原周平、赤松直明、鈴木知史、/衣装:松岡智子/助監督:菊地健雄/制作:大野敦子/出演:永山由里恵、矢野昌幸、小田篤、小田原直也、古屋利雄、茶円茜、古内啓子、中川ゆかり、古川博巳、柏原隆介、兵藤公美/2013/HD/72分/製作・配給・宣伝:映画美学校/映画美学校 2012年度高等科コラボレーション作品
http://inu-michi.com/