LOAD SHOW

A Rooted Soul. Vagabond Eyes.

映画の未来をいち早く
Be the first to witness the future of films

スティーヴン ・ ソダーバーグ監督作品『恋するリベラーチェ』

すべてを手にした男が、本当に欲しかったものとは——。 これは、美しくも儚い真実のラブストリー。

今年のカンヌ国際映画祭のコンペティション部門に、ひときわ注目を集め、スタンディング・オベーションが鳴りやまなかったという本作。俳優としてのみならずプロデューサーとしても活躍するマイケル・ダグラスとマット・デイモンが共演し、監督を務めるのはスティーヴン・ソダーバーグだ。

リベラーチェと聞いても、日本人のほとんどは首をかしげることだろう。
リベラーチェとは、1950年代から80年代初頭までラスベガスを中心に、アメリカで大人気を博したピアノ・パフォーマーだ。しかし、彼はただのピアノ弾きではない。クラシックはもちろんポップス、ジャズなどを織り交ぜた独自のアレンジの楽曲を弾きまくる。それも黒ダイアモンドの付いた75万ドルのミンクのケープや、重さ約90キロにも及ぶラインストーンや宝石をちりばめた衣装、ロールスロイスに乗って舞台に登場などなど、ステージ・パフォーマンスはド派手の一言。
そんなリベラーチェは、当然のことながら当時のテレビの顔として親しまれ、私生活を人目にさらすことをいとわなかった......とされている。だが、本当の彼は違う。実は、彼は同性愛者であることをひた隠しに生きていたのだ。
以下、ストーリーを抜粋する。

派手な衣装に身を包み、観客を魅了する巧みな話術と類まれなピアノの演奏で“ミスターショウマンシップ”の愛称で知られるリベラ―チェ。
そんな彼の元を見知らぬハンサムな青年スコット・ソーソンが訪れる。年齢も住む世界も異なる2人は、たちまちお互いの魅力に取りつかれ、5年間に及ぶ秘められた恋愛リベラーチェにとってスコットは心の支えであり、逆にスコットにとっては、自分を夢のような生活をさせてくれるだけでなく、生まれてからずっと求めていた親代わりでもあった。
リベラーチェはスコットを想うあまり、美容整形とダイエット薬で彼に合わせて若々しいルックスに変えてしまうほどだった。
彼らの関係はただの肉体関係から、心のつながりへと徐々に変化していった。だが、永遠に続くと思われた二人の関係は、スコットの薬物依存や、マンネリ化した生活から、次第にほころび始めてしまう。
ソダーバーグは『サイド・エフェクト』(13)を経て、本作を撮り終えた後、長期休暇に入ると宣言した。13年前から企画していたという本作について、「これが最後の作品だとは言えない。でも、もしそうなった としてもとても誇りに思う」と記者会見で発表したという。
スティーヴン・ソダーバーグ監督 × マイケル・ダグラス × マット・デイモン、世界が称賛するヒットメーカー3人による渾身の作品であることに間違いない。
上映情報はこちら→ http://liberace.jp/theater/
公式サイトはこちら→ http://liberace.jp/
『恋するリベラーチェ』
監督:スティーヴン・ソダーバーグ/脚本:リチャード・ラグラヴェネーズ/製作:ジェリー・ワイントローブ/製作総指揮:グレゴリー・ジェイコブズ、スーザン・イーキンス、マイケル・ポレール/編集:メアリー・アン・バーナード/撮影:ピーター・アンドリュース/美術:ハワード・カミングス/衣装:エレン・マイロニック/音楽:マーヴィン・ハムリッシュ/原作:スコット・ソーソン「Behind the Candelabra」/出演:マイケル・ダグラス、マット・デイモン、ダン・エイクロイド、スコット・バクラ、ロブ・ロウ、トム・パパ、ポール・ライザー、デビー・レイノルズ 2013年/アメリカ/英語/118分
http://liberace.jp/