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特集上映「森崎東と十人の女たち」

森崎東最新作『ペコロスの母に会いに行く』公開&『森崎東党宣言!』刊行記念上映! これまでの監督作品24作から12本をセレクト。さらに、テレビドラマ演出作品2本も特別参考上映。初日16日(土)には「女」シリーズ(新宿芸能社4作品)のオールナイトも。映画作品はすべて35ミリフィルム上映。女は度胸、男は愛嬌、映画は森崎東!!!

「喜怒哀楽」と簡単にいうが、「喜」と「怒」と「哀」と「楽」、本当にこの四つの感情がいちどきに沸き立つ経験など、森崎東の映画を見るときにしか味わえまい。涙とともにパンを食べたことのない人に真実というものはわからないとは『喜劇 女は度胸』で引かれるゲーテの言葉だが、森崎映画を見て流れる涙と弾ける笑いは、刺戟に対するただの反射などでは断じてなく、人間が持つ限りの諸感情の針が一斉に振りきれるエモーションの法悦郷なのだ。もはや何が何だかわからないその境地で顔をグシャグシャにして泣き、笑いながら、同時に人は、生まれかわったように清新な気持ちで、ある決定的に正しい政治的認識にさえ導かれる。ニワトリはハダシや。ニンゲンもハダカや。森崎東によって裸に剥かれた人間の、とりわけ女たちの圧倒的な強さと愛らしさを、待望の最新作『ペコロスの母に会いに行く』とあわせて堪能できる幸福を一人でも多くの方に共有していただきたい。 ──藤井仁子(映画評論家、『森崎東党宣言!』編者)

▼上映作品

『喜劇 女は度胸』(1969)

『喜劇 女は男のふるさとヨ』(1971) ★未DVD化

『喜劇 女生きてます』(1971) ★未DVD化

『生まれかわった為五郎』(1972) ★未ソフト化

『喜劇 女売り出します』(1972) ★未DVD化

『女生きてます 盛り場渡り鳥』(1972) ★未ソフト化

『喜劇 特出しヒモ天国』(1975) ★未ソフト化

『黒木太郎の愛と冒険』(1977) ★未DVD化

『時代屋の女房』(1983)

『ロケーション』(1984) ★未DVD化

『生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言』(1985)

『女咲かせます』(1987) ★未DVD化

▼特別参考上映(テレビ演出作品)

『田舎刑事(デカ) まぼろしの特攻隊』(1979) ★未ソフト化

『離婚・恐婚・連婚』(1990) ★未ソフト化

▼トーク

「森崎東の脚本術」高橋洋+藤井仁子 11月18日(月)『離婚・恐婚・連婚』上映後(20:10-21:10)

「森崎東の戦後」山根貞男+上野昂志+藤井仁子 11月22日(金)『田舎刑事』上映後(20:10-21:10)

特集上映「森崎東と十人の女たち」

上映&トークスケジュール詳細: http://a-shibuya.jp/archives/8042

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森崎東監督最新作『ペコロスの母に会いに行く』

11月16日(土)よりユーロスペース(オーディトリウム渋谷同ビルKINOHAUS 3階)他、全国ロードショー

http://www.pecoross.jp

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  • 『森崎東党宣言!』

    藤井仁子=編


    世紀の大喜怒劇映画!


    笑いと涙と、正しき怒りを今一度。喜劇を超えて、喜怒劇へ。『喜劇 女は度胸』から『生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言』を経て最新作『ペコロスの母に会いに行く』まで、型破りな面白さと圧倒的な熱気に満ち溢れる森崎映画の真髄に迫る。


    寄稿者=藤井仁子、上野昂志、高橋洋、中村秀之、渥美喜子、三宅唱、濱口竜介、青山真治、倍賞美津子、大楠道代、加瀬亮、浜田毅、長田達也、下村優、近藤昭二、大澤浄、中村有孝、山根貞男、森崎東


    [特別掲載]脚本『男はつらいよ フーテンの寅』準備稿 あり得たかもしれないもう一人の「寅さん」!


    インスクリプト/四六判並製・432頁・税込3990円


    11月25日刊行予定。


    目次ほか詳細: http://www.inscript.co.jp/b1/978-4-900997-40-0


  • 『改訂 頭は一つずつ配給されている』

    森崎東=著


    待望の廉価版登場! 森崎東の熱き映画魂が憤怒する! 松竹喜劇映画の名匠・森崎東が綴る初の独舌(エッセイ)集! 泣いた・笑った・怒った──倍賞美津子・渥美清・森繁久彌……らが躍る人情「怒劇」はどのようにして生まれたのかを活写。


    パピルスあい(発売元:社会評論社)/A5判並製・416頁・税込2940円


    11月22日刊行予定。オーディトリウム渋谷にて先行発売!


    ★2004年に刊行された書籍の改訂・新装・廉価版。

  • 『森崎東(もりさき・あずま)』
    1927年11月19日、長崎県島原市に生まれる。京都大学法学部卒業後、『時代映画』誌の編集を経て56年、松竹京都撮影所に入社。助監督業の傍ら、テレビの仕事も手がける。65年、京都撮影所閉鎖に伴い、大船撮影所脚本部に移籍。山田洋次監督作などで多くの脚本を執筆し、69年、『喜劇 女は度胸』で監督デビュー。74年以降は松竹を離れ、フリーで活躍して今日に至る。今年、25本目にあたる監督作『ペコロスの母に会いに行く』が劇場公開される。