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リチャード・ロンクレイン監督作品『ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります』キャスト・監督インタビュー

2016年1月30日 シネスイッチ銀座、新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開!!

ロサンゼルス・タイムズから「ほとんど完璧な小説」と言われたジル・シメントのベストセラーに惚れ込みモーガン・フリーマンとダイアン・キートンというレジェンドな二人の“夢の初共演が実現”した本作のキャスト・監督インタビューをお届け!

アレックス役 モーガン・フリーマン

-本作を製作、出演した経緯について-
モーガン:これは僕らにぴったりだと思ったよ。ぜひともうちの会社で手がけたい作品だとね。その後は出資者を探して、やりたいことを伝えたよ、空飛ぶヒーローではなく老夫婦の物語を作りたいんだとね。以前は若い観客が大半だったが今は必ずしもそうではない。団塊の世代が年を取ったからね。それはかなりの数だよ。年寄りが主役の小さな映画でも見る人はいる。ハリウッドも新しい観客の存在に注目し始めた。年寄りの映画を見に来る年配の観客たちだ。
-ダイアン・キートンについて-
モーガン:昔からダイアン・キートンのファンだったんだよ。尊敬する人で、昔から大好きだった人だ。この映画の話が決まった時、リストを見て、この役にはダイアンがぴったりだと思った。それでお願いをしたら、彼女も“イエス”と言ってくれたんだよ。彼女とは面識があったが、共演するのは実は今回が初めてなんだ。一緒に仕事してみたら実際思い描いていた通りだったよ。最高に楽しかった。それは最初から変わってないよ、2人が出会った頃からずっとね。彼女はこの映画にたくさんのものをもたらしてくれた。
-映画の印象深いシーンについて-
モーガン:アレックスが犬のドロシーをルースに贈るシーンがあってね。彼女にとってはとても大事な犬なんだ。この夫婦は子供を持てなかったからね。動物病院でのシーンは面白かったよ、アレックスは犬のための高額な手術に乗り気じゃない。それで“蘇生しない”という紙を手にするけれど、妻の反応を見て“何でもしてくれ”と一気に態度を変えるんだ。犬ではなく彼女のためにね。

ルース役 ダイアン・キートン

-この映画のテーマについて-
ダイアン:「あなたは何に価値を見出す?」といった人生の重要な主題を取り扱っていると思うの。この映画に出て良かったのは自分の生活を見つめ直せた事ね。アレックスとルースは夫婦の約束を守り病める時も健やかなる時も変わらずに愛し続けた。それはとても難しいことだし、誰にでもできることじゃないのよ。とても賞賛すべきことだと思うわ。
-モーガン・フリーマンについて-
ダイアン:とてもやりやすかったわ。彼は観客に勇気を与えてくれる。 “自分だっていい人になれるんだ”とね。そういう資質を持っている人は滅多にいないのよ。そういう意味で彼は特別なの。彼には人を安心させる力があるから。「ショーシャンクの空に」でもそうだったように、今回も彼は、私たちの求める“善良な人”だった “彼がいれば大丈夫”そうだと思わせる何かがあるのよ。
-ルース役について-
ダイアン:私が演じたルースは、夫のアレックスより夢見がちなところがあるわね、冷静とは言えないわ。アレックスは 時々不機嫌になることがあるけれど、決して悪びれない。ルースはアレックスの仕事上のマネージャーでもあって、全力で夫を守ろうとするところがいいわね。おかしな取引だと思えば夫のために立ち上がる。「うちの夫をバカにしないで」というようにね。それと同時に彼の生活も管理しようとしている女性よ。

リチャード・ロンクレイン監督

-映画化の経緯について-
リチャード・ロンクレイン:最初に友人がスクリプトを読んで、それから僕が読んでとても気に入ったんです。それですぐ、「モーガン・フリーマンに僕が監督していいか、聞いていいかな?」と友人に話しました。そういうわけで僕が自分で監督をしたいと言って実現したのです。
-モーガンとダイアンについて-
リチャード・ロンクレイン:主演がモーガンに決まった時に僕はとても舞い上がりました。モーガンとダイアンも共演したことがなかったので、盛り上がっていました。彼らはお互いにファンだったので、本当に二人とできるということでエキサイティングな気持ちでしたし、私の夢もかないましたので申し分ないです。
演出に関しては、どの俳優であっても監督がどう扱うかと言えば、まずは正直さかと思います。誰に対してであっても。でも自分の確固たる意思は崩しません。結局演出は人とのつきあいですね。なんだかんだと言っても人とのつきあいになるので、人間が好きであることが大切です。私はモーガンもダイアンも好きだったので、難題があったとか、この二人だから難しいということも全くありませんでした。
-ドロシー役の犬について-
リチャード・ロンクレイン:メス犬のドロシーを演じた犬は実はオスなんです。犬の演出は悪夢でした(笑)。言ったことをやってくれませんからね。怖がるシーンの撮影とか寒がる撮影があったりして、おなかを出すシーンでは震えていたので、皆同情していました。彼女(彼)の演技は効果的だったと思います。モーガンもダイアンも動物が好きなので撮影はうまくいきました。とてもかわいくて忍耐強い犬でしたよ。
-ブルックリンの街や人々の魅力について-
リチャード・ロンクレイン:原作では主人公の二人はマンハッタンに住んでいて、ブルックリンを見ている感じの設定でしたが、映画では逆にブルックリンの窓からマンハッタンが見えるようにしたかったんです。また、原作ではトンネルが出てきますが、それも橋の方が景色として良いので、橋に変えました。ブルックリンは今マンハッタンと同じくらい物価も物件価値も上がってきていますので、住む所としてもとても流行っています。
-これから映画を観る日本の観客にメッセージ-
リチャード・ロンクレイン:私は、この原作を知った時に、絶対に映画化しなければと思いました。年をとることは楽しいことでもあります。この映画は年を取ったら人生は終わるのみという気持ちには全然ならない、楽天的になれる映画です。結婚して良かった、これからの人生まだまだワクワクさせてくれることがあると思える映画です。若い人にとっては自分の親がどのように思っているかとか想像しながら観てもらえるのではないでしょうか。私としても文化の違ういろいろな国の方に映画を観ていただけるなんて、監督として素晴らしい経験です。日本の皆さんがどう観てくれるかとても楽しみにしています。
リチャード・ロンクレイン監督作品『ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります』
2016年1月30日 シネスイッチ銀座、新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開
■公式サイト
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■公式Facebook
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『ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります』
監督:リチャード・ロンクレイン

脚本:チャーリー・ピータース/原作:ジル・シメント

撮影:ジョナサン・フリーマン/音楽:デヴィッド・ニューマン/プロダクションデザイナー:ブライアン・モリス

キャスト:モーガン・フリーマン『ミリオンダラー・ベイビー』『ショーシャンクの空に』、ダイアン・キートン『アニー・ホール』『恋愛適齢期』、シンシア・ニクソン『セックス・アンド・ザ・シティ』、クレア・ヴァン・ダー・ブーム、コーリー・ジャクソンほか

2014年/アメリカ/カラー/シネマスコープ/1時間32分/5.1ch/日本語字幕:石田泰子

宣伝:メゾン/配給:スターサンズ

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ストーリー:ブルックリンの街を一望できるアパートメントの最上階、画家のアレックスと愛妻ルースがこの理想的な我が家に住んで40年が経った。しかし、この建物には欠点がひとつだけあった。それは、エレベータ―が無いこと。アレックスが日課となった愛犬ドロシーとの散歩を終え、5階にある我が家への階段をようやく上り終えて帰宅すると、姪のリリーが明日の準備のためにきていた。夫の今後を心配したルースがエレベータ―のある住居へ引っ越そうとアレックスを説き伏せ、今の住まいを売ることにしたのだ。いよいよ明日が購入希望者のためのオープンハウスの日。不動産エージェントをやっているリリーは手ぐすね引いて内覧希望者を待ち構えていた。

そんな時、ドロシーに異変が。獣医に見てもらったドロシーはヘルニアを患っており、手術が必要と言われてしまう。

翌朝、オープンハウスは一風変わったニューヨーカーたちで大賑わい。早速いくつかのオファーが入ると同時に、獣医からドロシーの手術成功の連絡を受け取り、二人はほっと一安心。一方、いそいそと新居候補を探し始めるルースとアレックスをよそに、タンクローリー事故は一夜にしてテロ事件へと様相を変えていた。

果たして、アレックスとルースの見晴らしの良い我が家は誰の手に渡るのか?夫妻の新しい家はどうなるのだろうか?そして、アレックスとルースが最後に下した決断とは?