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ツァイ・ミンリャン監督作品『郊遊 <ピクニック>』

現代の台北。果てなき孤独を照らす、異界の光。

1992年の長編第一作『青春神話』に始まり、『愛情萬歳』『河』『西瓜』など数々の傑作を発表してきた台湾の巨匠・ツァイ・ミンリャン監督の長編第10作にして、劇場映画引退作品『郊遊 <ピクニック>』が8月下旬より日本公開になる。第一作から描きつづけてきた“現代”と“孤独”を、独特のユーモアを包み込みながら、これまで以上に大胆な描写で、繊細に、豊饒に映し出す圧倒的な映画の力。有無を言わさず目に灼きつける強靭さと、いくつもの物語を包含する自由さ。映画史上に残る驚異的な長回しのラストシーンにいたるまで、ワン・カット、ワン・カットに映画が立ち上がる。感嘆せずにいられないツァイ・ミンリャン最後の傑作。

【Story】

父と、幼い息子と娘。水道も電気もない空き家にマットレスを敷いて三人で眠る。父は、不動 産広告の看板を掲げて路上に立ち続ける「人間立て看板」で、わずかな金を稼ぐ。子供たちは、 試食を目当てにスーパーマーケットの食品売り場をうろつく。そんな毎日でも子供たちの姿は、 郊外に遊ぶピクニックのようだ。だが、どしゃ降りの雨の夜、父はある決意をする…
ツァイ・ミンリャン監督インタビュー
この映画は、家もなく、定職もなく、妻に逃げられた悲惨な人物を描いている、と思われるかもしれないけど、私はそうは思っていません。人間は生きる=生活するということに束縛されていると思います。李康生演じる父親は、ある意味で考えると、家賃を払わなくてもよいわけですし、子供たちは学校にいかなくてもよい暮らしをしているわけで、生活をするということから解き放たれているのです。
ツァイ・ミンリャン監督作品『郊遊 <ピクニック>』
8月下旬、シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開!
■公式サイト
http://www.moviola.jp/jiaoyou/
『郊遊 <ピクニック>』
監督:蔡明亮(ツァイ・ミンリャン)/脚本:董成瑜(ドン・チェンユー)蔡明亮(ツァイ・ミンリャン)鵬飛(ポン・フェイ)/撮影:廖本榕(リャオ・ペンロン)、宋文忠(サン・ウェンチョン)、/音響:杜篤之(ドウ・ドゥージ)郭禮杞(クォ・リーチー)/絵画:高俊宏(ガオ・ジュンホン)
出演:李康生(リー・カンション)、楊貴媚(ヤン・クイメイ)、陸奔静(ルー・イーチン)、陳湘琪 (チェン・シャンチー)
2013年|台湾、フランス|138分|DCP|カラー|1:1.85|中国語 後援:台北駐日経済文化代表処 配給:ムヴィオラ