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アンドレイ・ズビャギンツェフ監督作品『裁かれるは善人のみ』

10月31日(土)新宿武蔵野館ほかにて全国順次ロードショー!

世界中の映画祭を席巻し、圧倒した壮大な人間ドラマ!

権力をまとった陰謀か、無慈悲な神の裁きか

『父、帰る』で、デビュー作にしてヴェネチア国際映画祭金獅子賞に輝き、続く『ヴェラの祈り』『エレナの惑い』と2作連続でカンヌ国際映画祭で受賞した、世界が認めるロシアの鬼才アンドレイ・ズビャギンツェフ。
最新作『裁かれるは善人のみ』では、ロシア北部バレンツ海に面する荒涼とした小さな町を舞台に、そこで暮らす善なる市井の人々と、権力を振りかざし土地の買収をもくろむ行政との対立を描く。そこから数珠繋ぎのように悲劇的に綻んでいく人間模様。罪のない人に降りかかる、抗っても決して勝つことのできない非情な程の困難。ロシアの広大で荘厳なロケーションが、人と国家と神、そして悪についての深淵で普遍的な物語を際立たせる。
キャストには主演アレクセイ・セレブリャコフをはじめ、演技力が高く評価されている役者陣を起用。運命に翻弄される主人公の妻リリアを演じたエレナ・リャドワは、『エレナの惑い』に続いてズビャギンツェフ作品に出演、本作でロシアのアカデミー賞であるニカ賞で最優秀主演女優賞受賞を果たした。
本作は、アメリカで実際に起きた土地の再開発をめぐる悲劇的な事件をベースに、無実の罪を問われて財産を奪われた男の物語「ミヒャエル・コールハースの運命」、旧約聖書「ヨブ記」、そしてトマス・ホッブズによって書かれた国家についての政治哲学書「リヴァイアサン」などから着想を得て作られた。
“義人の苦難”を描いた、力強く重厚な人間ドラマがいよいよ日本公開だ!
沼野充義(ロシア文学者)コメント

力と悪と愛と絶望をめぐる悲劇が、現実を超えて神話の域に達する。映画がこれほどすさまじく美しく、心を打ちのめすものになるなどと、誰が想像できただろうか?

アンドレイ・ズビャギンツェフ監督作品『裁かれるは善人のみ』
10月31日(土)新宿武蔵野館ほかにて全国順次ロードショー
■イベント
【『裁かれるは善人のみ』に世界の縮図を見る!】
日時:11 月3日(火・祝)12:20の回上映終了後
会場:新宿武蔵野館 (新宿区新宿3-27-10 3F)
登壇者:沼野充義氏(ロシア文学者)
■公式サイト
http://www.bitters.co.jp/zennin/
■公式Facebook
https://www.facebook.com/zennin.movie
■公式Twitter
https://twitter.com/zennin_movie
『裁かれるは善人のみ』
監督・脚本:アンドレイ・ズビャギンツェフ

出演:アレクセイ・セレブリャコフ、エレナ・リャドワ、ウラディミール・ヴドヴィチェンコフ、ロマン・マディアノフ

Leviathan/2014年/ロシア/140分 配給:ビターズ・エンド

日本語字幕:大西公子 字幕監修:井上徹

© 2014 Pyramide / LM
ストーリー:入り江のある小さな町。自動車修理工場を営むコーリャは、若い妻リリア、息子ロマと共に、住み慣れた家で暮らしている。1年後に選挙を控えた強欲な市長のヴァディムは、とある計画のため権力に物をいわせ、彼らの土地を買収しようと画策する。自分の人生のすべてともいえる場所を失うことが耐えられないコーリャは、強硬策に抗うべく、友人の弁護士のディーマを頼ってモスクワから呼び寄せる。そして漸く市長の悪事の一端を掴み、明るみに出そうとするのだが……。穏やかだった海はすべてを飲み込むかの如く荒々しく姿を変え、潮が引いた海辺には、巨大なクジラの白骨が横たわる。圧倒的な自然の前で人間が非力なように、欲が肥大化した権力を前に闘うコーリャもまた、なすすべもなく打ちのめされていく。正直に生きる矮小な人間に、神は微笑むのだろうか―。