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フィリップ・ウィチュス/ヴァレリー・ベルトー 監督作品『聖者たちの食卓』

聖地インド“黄金寺院”の 大きな団らんを体験する極上のショートトリップ・ドキュメンタリー

2012年、第25回東京国際映画祭「natural TIFF」部門で上映され、同部門のグランプリを受賞した『聖者たちの食卓』がついに劇場公開になる(映画祭上映時タイトル「聖者からの食事」)。監督は、自らも移動式キッチンのシェフとして腕をふるうベルギーのフィリップ・ウィチュスとヴァレリー・ベルトー夫妻。黄金寺院で何世紀にも渡って続く「聖なるキッチン」のコンセプトに感銘をうけ、映画の制作を決意。訪れた人々があらゆる差別や偏見を気にせず、同じ鍋のごはんをいただく“大きな団らん”と、それを支える人々の無償の労働。その姿はファストフードやコンビニ弁当による「ひとりご飯」が当たり前となってしまった私たちに、「食」という人の営みの原点を思い出させてくれるでしょう。『聖者たちの食卓』を観れば今夜の食卓が少し変わるかもしれません。

【内容】

インドのシク教総本山にあたるハリマンディル・サーヒブ<黄金寺院>では、毎日 5~10 万食が巡礼者や旅行者のために、すべて無料で提供されている。そこは宗教も人種も階級も職業も関係なく、みなが公平にお腹を満たすこと ができる「聖なる場所」だ。想像すらつかない沢山の食事は、毎日どのように用意されているのだろうか? スクリー ンに映し出されるのは、驚くべきキッチンの舞台裏と、それに関わる人々の一切無駄のない神々しい手さばき。もちろん、近代的な調理器具は使わず、全てが手仕事で行われている。インド黄金寺院に古くから伝わる食卓の風景に、心解きほぐされる極上のショートトリップ・ドキュメンタリー。

10 万人の食卓 “ランガル(=無料食堂)”のルール


◇寺院に入る前は、手を洗い、靴を預け、足を清める
◇宗教、階級はもちろん、女性、男性、子どもがすべて一緒に座る
◇ターバンまたは、タオルを着用(レンタル有)
◇残さず全部食べること、お代わりは自由
◇使った食器は指定の場所へ戻す
◇酒、たばこ、革製品の持ち込みは禁止
◇一度の食事を 5,000 人でとるので、譲りあいを忘れない
フィリップ・ウィチュス/ヴァレリー・ベルトー監督作品『聖者たちの食卓』
2014年9月27日(土)より、渋谷アップリンク、新宿K’s cinemaモーニングほか全国順次公開
■公式サイト
http://uplink.co.jp/seijya/
『聖者たちの食卓』
監督:フィリップ・ウィチュス、ヴァレリー・ベルトー
(2011 年/ベルギー/65 分/Color/16:9/原題/Himself He Cooks)
  • 『QBB』
    ドラマ「孤独のグルメ」原作者としても話題の久住昌之(写真右)と、実弟・久住卓也との二人からなる漫画家ユニット名。Qusumi Brothers Bandの略。『中学生日記』で第45回文藝春秋漫画賞を受賞。