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イヴァーノ・デ・マッテオ監督作品『幸せのバランス』

人生は、いつも綱渡り

厳しい現実を背景に夫婦や家族の微妙なバランスを描いて ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ部門の上映で 10 分間の スタンディング・オベーションを受けた『幸せのバランス』がついに劇場公開となる。監督はドキュメンタリー映画監督としても活動し、常に独自の映画的言語を打ち出すイヴァーノ・デ・マッテオ監督。また主演を飾るのはイタリアのアカデミー賞と言われる、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞を受賞したヴァレリオ・マスタンドレア。数々のイタリアの映画賞を受賞した本作は家族の物語ながら、その背景には、底辺を支える移民たちの生活や不法労働、離婚や別居 で貧困に転落する中流の危うさなど、イタリアだけに留まらない社会の現実が存在する。誰にでも起きえる可能性をはらむ物語だけに、主人公役のヴァレリオ・マスタンドレアに多くの希望が託される。

【Story】

ローマ市の福祉課に勤め、妻と二人の子供と穏やかな生活を送っていたジュリオ(40 歳)。だが、同僚の女性との浮気が妻に知られ、自ら家を出ることに...。 思春期の娘カミラは、不器用な父親が心配でならず、部屋探しを手伝い、頻繁に連絡して、つながりを保とうとする。だが、限度を超えた借金をし、夜のバイトをしても支払いが追いつかない、ギリギリの二重生活の中で、ジュリオは疲弊し、次第に無口になっていく。それは、安定した職つき平穏に暮らして来たジュリオ本人にとっても、初めて直面する厳しい現実だった ...。どこ までも父親を探し、理解しようとする娘、カミラの存在が一筋の希望へとつながる。
イヴァーノ・デ・マッテオ監督作品『幸せのバランス』
6月 14 日(土)より新宿 K’s Cinema ほか全国順次公開
■公式サイト
http://www.action-peli.com/balance/
『幸せのバランス』
監督:イヴァーノ・デ・マッテオ/脚本:イヴァーノ・デ・マッテオ ヴァレンティナ・フェルラン/撮影:ヴィットリオ・オモデイ・ゾリーニ
出演:ヴァレリオ・マスタンドレア/バルボラ・ボブローヴァ/ロザベル・ラウレンティ・セラーズ/ルポ・デ・マッテオほか
2012 年|伊=仏|HDCAM|107 分|カラー|Dolby Digital|日本語字幕:比嘉セツ 配給・宣伝:ActionInc