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パスカル・ホフマン+ダニー・ヤーベルク監督作品『ダニエル・シュミット―思考する猫』

シュミットにとって親しくかつ重要な人物たちの証言、そして彼の人生と作品の映画的探求について彼自身の声で語られる。現実と虚構のはざまで。

ダニエル・シュミットは、グリソン山脈の観光都市フリムスにある、ベルエポック調のホテルの子供として1940年代を過ごし、そのころから想像の魔力に魅了される。祖母がしてくれる魅力的な話に刺激された幼少の彼は、ホテルのロビーをステージに、国際色豊かな客人をキャストに見立て物語を作る。やがてシュミットは物語作家となり、生涯それは変わることがなかった。『ダニエル・シュミット―思考する猫』は、波乱の多い人生を過ごし、独特な作品を残した異色のスイスの映画作家についての、万華鏡的ポートレートである。フリムス山の灰色の岩、パリの古い映画館の光溢れるスクリーン、東京のぎらぎらした摩天楼。『ダニエル・シュミット―思考する猫』は数多くの貴重な映像と、異色の経歴を物語る数々の記憶からなる映画的な旅である。
【Story】

パスカル・ホフマンとベニー・ヤーベルクの初長編映画。グリソン山脈にあるベルエポックのホテルでの幼少期に始まる。そして平和なアルプスから騒乱吹き荒れる1960年代ベルリンへの逃亡、映画への愛、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーとの出会いへと展開する。さらに1970年代パリの歓楽街、モロッコ、ポルトガル、故郷グリソン山脈での撮影の模様と足跡をなぞっていく。これは到着およびそこでの時間という繰り返しについての映画であり、旅立ち、永遠の旅立ちついての映画である。

『ダニエル・シュミット―思考する猫』ではシュミットにとって親しくかつ重要な人物たちの証言に出会うことができる。彼のミューズであったイングリッド・カーフェン、カメラマンのレナート・ベルタ、親友であり映画監督のヴェルナー・シュレーター、女優ビュル・オジエ、映画研究者の蓮實重彦らがシュミットについて語る。そして彼の人生と作品の映画的探求について彼自身の声で語られる。現実と虚構のはざまで。
『ダニエル・シュミット―思考する猫』
7月19日(土)から8月1日(金)、オーディトリウム渋谷にて公開
■公式サイト(オーディトリウム渋谷)
http://a-shibuya.jp/archives/9948
7月5日(土)~8月15日(金)「ダニエル・シュミット映画祭2014」
「ダニエル・シュミット レトロスペクティヴ」(7/12~18、8/2~8)

「ダニエル・シュミット 思考する猫」(7/19~8/1)

「ダニエル・シュミットの悪夢 彼が愛した人と映画」(8/9~15)
『『ダニエル・シュミット―思考する猫』』
監督:パスカル・ホフマン+ベニー・ヤーベルク
出演:イングリット・カーフェン、ビュル・オジエ、ヴェルナー・シュレーター、レナート・ベルタ、蓮實重彦
2010年/スイス/カラー/83分/デジタル/原題:Daniel Schmid – Le chat qui pense/日本語字幕:寺尾次郎
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