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『蜃気楼』制作発表イベント

前作『今、僕は』の上映 + 新作『蜃気楼』の特報上映、その後ジャーナリストの佐々木俊尚氏を迎えてのトークショー、さらに『蜃気楼』の出演キャストによる舞台挨拶など

9/18-19の二日間、竹馬靖具監督作『蜃気楼』製作発表イベントが開催された。 以下参加した9/18の模様をレポートします。

内容は前作『今、僕は』の上映 + 新作『蜃気楼』の特報上映、その後ジャーナリストの佐々木俊尚氏を迎えてのトークショー、さらに『蜃気楼』の出演キャストによる舞台挨拶といった流れ。

公式HPから引用すると、

プレス関係者はもちろん、一般の方でもTwitterやブログ等個人での発信ツールをお持ちの方で、イベントの様子を『蜃気楼』公式HPのURLと共にレポートする形で宣伝にご協力頂ける場合、料金は完全チップ制にてご招待します。
とのことだったので、入口にて登録を済ませ、1,ooo円のチップを支払った。なぜ1,000円かというと、通常の入場料金が1,000円であったからで、だったら普通に入っても同じじゃないか、というか同じなのだが、正直小銭を2,3枚取り出して手渡すことは難しいわけで、それでもわざわざプレス登録をして入場するのは、『新しい日本映画の当事者となれ』とプレスキットにもコピーがあったが、『俺はここにいるぞ』という意思表明なのかもしれない。とは言え、入場時点で前作もまだ未見であったわけで、実際には『そこまで言うなら!』くらいが適切だろうか。

『当事者』という言葉は佐々木氏とのトークでも頻繁に登場していたが、改めて『当事者』の意味を調べると、「その事柄に直接関係している人」と実にシンプル。トークでは当事者同士のコミュニティの形成についても語られていたが、言うまでもなく『当事者意識』を煽るひとつの試みとして本イベントは企画されたのであろう。

上映された『今、僕は』に関してだが、引きこもりの青年を追った、全編手持ち、佐々木氏曰く「ラース・フォン・トリアーのようだ」という、ある種不快な空気さえ纏った作品だったが、青年(悟)の母親の同僚であったという、悟に救いの手を差し伸べようとする男の当事者意識を描いた作品であるとも言える。

その後上映された『蜃気楼』特報はうってかわって、佐々木靖之氏による撮影がただただ美しく、ごく短いものではあったが、明らかに「違った」印象を受けた。ストーリーが示されたわけでもないので、どのような内容となるのかは全く分からないが、しかし『当事者意識』というキーワードはそこでもまた現れてくるのではないだろうかと想像する。

作品詳細は以下公式サイトまで。

『蜃気楼』公式サイト http://chiyuwfilm.com

  • 『竹馬靖具』
    処女作『今、僕は』がレインダンス映画祭ほか計5カ国の映画祭で特別上映を果たす。 ロカルノ国際映画祭で招待上映、今年度ロッテルダム/チョンジュ国際映画祭にも出品される真利子哲也監督作『NINIFUNI』の脚本を担当した気鋭の映画作家。長編第2作『蜃気楼』が遂に製作開始。