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エリック・クー監督作品『TATSUMI マンガに革命を起こした男』

感動も、哀しみも、屈辱も、全て彼がマンガに持ってきた。“劇画”を生み出した、辰巳ヨシヒロの半生!!

第64回カンヌ国際映画祭・ある視点部門に正式出品され、第84回米アカデミー賞・外国語映画賞のシンガポール代表に選出されるなど世界的に高い評価を受けた『TATSUMI マンガに革命を起こした男』。 本作は“劇画”の名付け親、辰巳ヨシヒロの半自伝的作品『劇画漂流』(2009年手塚治虫文化賞大賞 受賞)を基にシンガポールの巨匠エリック・クーが“動く漫画映画”を作り出し、強烈かつ独特な辰巳ワールドを表現した映画です。また、各国から高い評価を得ているだけでなく、ちばてつや氏、さいとう・たかを氏、モンキー・パンチ氏ら日本を代表する漫画家の方々からも激賞のコメントが届いています。世界が認め、手塚治虫が嫉妬した「劇画」の世界。日本人が知らない劇画ゴッド・ファーザー辰巳ヨシヒロの歩んできた道のりをどうぞ劇場で!

【内容】

終戦直後の日本。マンガを描くことが大好きだった辰巳ヨシヒロ少年は、憧れの手塚治虫に会い談笑したその日から、マンガ家になることを心に決める。彼の情熱は、すぐに出版社に認められ、貧しい家計を支える重要な手段となっていく。 マンガ家として順調なスタートを切った辰巳だったが、当時のマンガは子供向けの笑いの要素が中心の可愛らしいものが中心。辰巳はマンガのあり方に疑問を感じながら、さらなる可能性を見出していた。そして1957年、22歳の辰巳は、大人に向けた内容と表現としてのマンガの手法を確立し「劇画」と名づける。写実的な描写と動きのあるコマ割りで映画のようなダイナミズムを表現した彼の作品は後の劇画ブームの火付け役となっただけでなく、現在の青年漫画に多大な影響を与えることとなった。 彼の生み出す作品は、コミカルに描かれていた従来の漫画とは一線を画し、時事問題や、社会情勢を反映させながら不条理ともいえる展開が見る者に衝撃を与えた。日本の漫画界においてこれほどまでの変革を担ってきた重要な人物辰巳とその作品に、なぜ光があたらなかったのか。彼の半自伝的作品ともいえる「劇画漂流」を基に、その苦悩と才能が紐解かれる。
ちばてつや(日本漫画家協会理事長/漫画家)
辰巳ヨシヒロ氏は戦後まもなくの日本のマンガ界に荒々しくも鋭い、そして超リアルな新たしい表現の波を起こした劇画作家の1人だ。今では世界中のコミック界にも大きな影響を与え続けている「劇画」。辰巳氏の草創期を知らなければ、現代のコミック、アニメーション、マンガの世界は語れない。
さいとう・たかを(劇画家)
日本の映画関係者が辰巳作品を消化できないからといって、海外の映画人にゆだねるのはファンとして本当に情けなく思う。
モンキー・パンチ(漫画家)
とんでもないアニメに出会った。間違いなく。ここ当分は同じ漫画家である僕の脳裏から離れそうもない過激で挑戦的な劇画アニメだ。
つげ義春(マンガ家)
日本のマンガ&アニメ文化が欧米圏にカルチャーショックを与え続けている。その普及活動の先導者の一人である辰巳作品が、この度シンガポールでアニメ化されたことは、アジアにもショックが波及した証しであり、今後の辰巳さんの活躍はさらに期待されるのではないだろうか。
エリック・クー監督作品『TATSUMI マンガに革命を起こした男』
11月15日(土)角川シネマ新宿 他全国公開!
■公式サイト
http://tatsumi-movie.jp/
『TATSUMI マンガに革命を起こした男』
監督:エリック・クー、原作:辰巳ヨシヒロ「劇画漂流」(青林工藝舎、講談社刊)、配給:スターサンズ
声の出演:別所哲也(一人六役)、辰巳ヨシヒロ
(2011/シンガポール/96分/日本語/原題:TATSUMI (c)ZHAO WEI FILMS)