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マイケル・ウィンターボトム監督作品『天使が消えた街』

9月5日(土)ヒューマントラストシネマ有楽町他、全国順次公開

イタリア犯罪史上最も国際的な注目を浴びた殺人事件に切り込む、名匠マイケル・ウィンターボトムの新たな挑戦

2007年にイタリアで実際に起きた事件「ペルージャ英国人女子留学生殺害事件(アマンダ・ノックス事件)」を映画化した『天使が消えた街』の公開が決定! 本作は事件の映画化をオファーされた架空の監督トーマス・ラングがその狂騒で闇の彼方に葬られた大切な〈真実〉を追い求める内容となっている。監督は『イタリアは呼んでいる』のヒットが記憶にも新しいマイケル・ウィンターボトム監督。ドキュメンタリー的な題材にフィクションの手法を大胆に融合、混迷した事件の闇の中に独自の“真実”を見出し、観る者の心を揺さぶる重層的な映画を完成させた。果たしてマイケル・ウィンターボトム監督が「映画」で伝えたかった≪真実≫とは如何に?
ペルージャ英国人女子留学生殺害事件とは?
2007年11月2日、イタリアのペルージャにある共同フラットの一室で、メレディス・カーチャーというイギリス人留学生の他殺体が発見された。まもなく警察に逮捕されたのは、ルームメイトのアメリカ人で留学生のアマンダ・ノックスとその恋人のイタリア人男性。事件はなんなく解決すると思いきや、殺人容疑者アマンダが若く美しい女性だったため、地元イタリアのみならず米英のメディアの報道合戦が過熱化。セックスやドラッグなど事件の背景が誇張して伝えられ、アマンダや被害者のプライベートの情報がネット上に拡散するなど、事件の本質とはかけ離れたさまざまな問題が噴出した。さらに捜査上のミス、決定的な証拠や動機の欠如といった複数の要因により、裁判の判決が二転三転したことも混乱に拍車をかけた。

【Story】

2011年、イタリア・トスカーナ州シエナの街は、ある裁判の話題で持ちきりだった。4年前にイギリス人留学生エリザベスが殺害され、世界的な関心を呼んだ事件の控訴審が始まろうとしているのだ。この事件の映画化をオファーされた気鋭の監督トーマス・ラングは、リサーチのため現地に乗り込むが、そこで彼が目の当たりにしたのは大衆向けに扇情的な報道を繰り返すメディアの実態だった。はたして被告のセクシーなアメリカ人留学生ジェシカは、本当にエリザベスを殺したのか。その真偽が不確かな状況のもと、創作上の迷いに苦しむトーマスは、天真爛漫な女子学生メラニーの励ましに心癒やされ、被害者エリザベスとその遺族に寄り添った映画を作ろうと決意。やがてその試みは、離婚した妻との間で愛娘の親権を争っているトーマス自身の行き詰まった人生にも変化をもたらすのだった……。
『天使が消えた街』

(2014年/イギリス・イタリア・スペイン合作/シネマスコープ/カラー/101分/原題:The Face of an Angel/字幕翻訳:松浦美奈/配給:ブロードメディア・スタジオ/R15+)

監督:マイケル・ウィンターボトム

出演:ダニエル・ブリュール、ケイト・ベッキンセイル、カーラ・デルヴィーニュ 他