LOAD SHOW

A Rooted Soul. Vagabond Eyes.

映画の未来をいち早く
Be the first to witness the future of films

記憶の蔵「東北記録映画三部作」(酒井耕・濱口竜介監督作品)上映会

谷根千〈記憶の蔵〉にて10月10、11、12、13日開催!(1部13:00~、2部17:00~ ※11日のみ13:30~)

大正時代に建てられた蔵にて、現在《いま》の映画を味わう!!

東日本大震災の被災者へのインタビューで構成された『なみのおと』『なみのこえ 新地町編/気仙沼編』、東北地方の民話の記録『うたうひと』の全4編を上映。
谷根千〈記憶の蔵〉に集まった妙齢の女子4名が中心となって手弁当で企画された上映会。
大正時代に建てられた蔵という空間で、民話が伝承されてきた時間と、被災体験が語りつがれて「未来の民話」となる時間、ふたつの時間に思いを馳せながら、ゆっくりと映画を味わえる。 
1部と2部の入れ替え時間には「みんわCafe」をオープン。講演会や、みんわLIVEも予定されている。谷根千ならではの路地を楽しみながら会場へ向かおう。
《タイムスケジュール》
■10月10日(土)上映作品:2本(各回入替制)

[第1部]

12:30開場 みんわCafe open

13:00開映「なみのおと」142分(終映予定15:22)

[第2部]*第1部参加者もみんわCafe&講演は出入自由*

15:30開場 ~16:55 みんわCafe

17:00開映「うたうひと」120分(終映予定19:00)

19:00〜 みんわCafe

20:00 close 
■10月11日(日)上映作品1本

12:30開場 みんわCafe open

13:30~14:30 講演:小野和子(日本民話の会運営委員・みやぎ民話の会顧問)

14:30~14:45 15分休憩

14:45~「うたうひと」120分(終映予定16:45)

16:45~17:00 15分休憩

17:00~18:00 「小野和子さんを囲んで」

トーク:小野和子 × 芹沢高志(P3統括ディレクター・silent voice共同プロデューサー)

18:00~18:15 15分休憩

18:15~18:45 語りと和楽の芸人衆<かたりと> みんわLIVE『琴の稽古』(小野和子著『みちのく民話 まんだら』より)

19:00〜 みんわCafe

20:00 close

■10月12日(月・祝)上映作品:2本(各回入替制)

[第1部]

12:30開場 みんわCafe open

13:00開映「なみのこえ/新地町編」103分(終映予定14:43)

[第2部]*第1部参加者もみんわCafe&講演は出入自由*

15:00開場 ~ 16:55 みんわCafe *カフェゲスト森まゆみ(予定)

17:00開映「なみのこえ/気仙沼編」109分(終映予定18:49)

19:00〜 みんわCafe

20:00 close
■10月13日(火)上映作品:2本(各回入替制)

[第1部]

12:30開場 みんわCafe Open

13:00開映「うたうひと」120分(終映予定15:00)

[第2部]*第1部参加者もみんわCafe&講演は出入自由*

15:00開場 ~16:55 みんわCafe(15:30-16:30 講演:南陀楼綾繁)

17:00開映「なみのこえ/新地町編」103分(終映予定18:43)

19:00〜 みんわCafe

20:00 close
谷根千〈記憶の蔵〉
【料金】
<10月10,12,13日>
二部制(1日2本上映)/各回1,500円(1drink + 講演)※予約優先/上映:各回入替制
講演&みんわCafe:出入自由 ※各日、講演のみは500円
<10月11日>
上映作品「うたうひと」
1日券:2,500円(1drink + 小野和子講演 + 小野和子 × 芹沢高志トーク)※予約優先
【場所】
谷根千〈記憶の蔵〉
文京区千駄木5-17-3 (千代田線千駄木駅 徒歩8分)
■予約・問い合わせ先
tohoku3239@gmail.com
■Facebook
https://www.facebook.com/tohoku3239
■Twitter
https://twitter.com/tohoku3239
『なみのおと』
2011年/ドキュメンタリー/日本語/カラー/142 分
監督:濱口竜介・酒井耕/撮影:北川喜雄/整音:黄永昌
制作者:堀越謙三・藤幡正樹/制作:東京藝術大学大学院映像研究科/制作助成:芳泉文化財団・German Japanese Association/制作協力:せんだいメディアテーク<3がつ11にちをわすれないためにセンター/配給:silent voice LLP
2011 年に津波の被害を受けた三陸沿岸部に暮らす人々の「対話」を撮り続けたドキュメ ンタリー映像。姉妹、夫婦、消防団仲間など親しいもの同士が震災について対話し、そこ から生成される人々の「感情」を映像に残すことで当事者としての記憶を伝えようという 試み。 岩手県田老町の女性によって読まれる昭和 8 年 3 月 3 日の大津波の紙芝居にはじまり、気 仙沼、南三陸、石巻、東松島、新地町と南下しながら、消防団員や市議会議員、夫婦や姉 妹など、親しい者同士や監督との対話が行われる。津波の恐ろしさや悲惨さと復興への強 い思いが混在したその声には、聞き手の存在によってこそ生まれる情感、現実感があり、 未来へと伝えるべき貴重な価値を宿している。 移動の間に朗読される昭和 8 年津波被害を記録した山口弥一郎のテクスト、冒頭の紙芝居、 土地の風景や音とともに、幾度も津波に襲われた歴史をもつ三陸の姿とそれでもそこに住 み続ける人々の意志とが描かれ、故郷とは何かという問いが自ずと発生する。土地の記憶 を切断してしまった出来事を、語り継ぐ言葉のひとつひとつがその答えなのかもしれない。 濱口竜介・酒井耕監督による東北記録映画三部作 第一部。
『なみのこえ 新地町』
2013年 / 103分 / HD(Blu-ray上映)/ カラー

製作:サイレントヴォイス / プロデューサー:芹沢高志、相澤久美 / 監督:濱口竜介、酒井耕 / 実景撮影:北川喜雄 / 整音:鈴木昭彦

2012年1月から2012年6月に行われた福島県新地町に暮らす6組10名への対話形式インタビューの記録。
震災後約一年、原発事故後の不安と海の汚染や海産物の風評被害の下にある福島県新地町という、被災地の中でも相当に微妙な状況の下で、濱口と酒井は、『なみのおと』の特異な方法論を先鋭化・徹底化させながら、複雑なものを単純化せず、分かり易くせずに提示し、観客に共有させようと、あるいは共有の困難さを示そうとする。
『なみのこえ 気仙沼』
2013年 / 109分 / HD(Blu-ray上映)/ カラー

製作:サイレントヴォイス / プロデューサー:芹沢高志、相澤久美 / 監督:濱口竜介、酒井耕 / 実景撮影:佐々木靖之

2012年1月から2013年3月に行われた宮城県気仙沼市に暮らす7組11名への対話形式インタビューの記録。
人口が減り続け復興の未来の見えない気仙沼だが、未来への希望を人々は微かに見ようとしている。濱口と酒井は『なみのおと』の方法論を受け継ぎながらもそこに着目し、震災に直接関わる内容を超えて、被災者の過去をも掘り起こそうとする。喋るのが苦手な人にあえてカメラの前で語らせることで、確かに見えてくるものがある。
『うたうひと』
2013年 / 120分 / HD(Blu-ray上映)/ カラー

製作:サイレントヴォイス / プロデューサー:芹沢高志、相澤久美 / 監督:濱口竜介、酒井耕 / 撮影:飯岡幸子、北川喜雄、佐々木靖之 / 整音:黄永昌 /

助成:文化芸術振興費補助金 ほか
宮城県に暮らす語り手による東北地方伝承の民話語り。これは同時に彼らを訪ね続けた聞き手の記録でもある。
酒井耕との共同監督作品で被災地に取材しながら、ここで濱口と酒井が取り上げるのは民話(昔話)を語る老人達である。取材やインタビューの経験から触発されたこの作品では、語りは聞き手の反応があってのコミュニケーションであることが浮き彫りにされ、さらには映画とは何かの根源さえも問われることになるだろう。