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ピーター・ワトキンス監督作『懲罰大陸★USA』

8月29日(土)より、新宿シネマカリテほかにてレイトショー!

鋭利なメッセージゆえに闇に葬られた傑作フェイクドキュメンタリー

『荒野の千鳥足』(71年/監督:テッド・コッチェフ)や『SCUM/スカム』(80年/監督:アラン・クラーク)など、今まで一度も日本に紹介されてこなかった世界の驚愕映画を上映する企画「初公開!世界のどす黒い危険な闇映画」。その第3弾となる作品が決定!偽ドキュメンタリーの巨匠、ピーター・ワトキンス監督作『懲罰大陸★USA』が公開となる。本作も禍々しい闇を感じる秀逸な邦題で、タイトル途中の黒い星印からはなんとも言えないユーモアを感じることができる。
監督はフェイクドキュメンタリー『The War Game』(65年/日本未公開)でアカデミー長編ドキュメンタリー賞を受賞したイギリスの映像作家ピーター・ワトキンズ。本作では反政府的・危険分子とみなした人物を人間狩りの対象にして処刑するという物語がフェイクドキュメンタリー形式で描かれる。
そもそも、本作を制作した監督の目的は《人々に問題意識や関心を持ってもらい、ポジティヴで活発な議論を促すこと》であったそうだが、ニューヨークでの公開は4日間で打ち切られ、ハリウッドのテレビプロデューサーは「(本作を)放送すれば5分で国家権力が乗り込んでくる」と発言。またPBS主催のセミナーに参加した全米のテレビ局の面々は「どんなことがあっても(本作を)アメリカのテレビで放送出来ることはない。永遠に放送しない」とコメント。それだけで、『懲罰大陸★USA』が鋭利なメッセージを力強く発したせいで闇に葬られてしまった傑作であることがわかる。

【Story】

1970年、ベトナム反戦運動の激化を背景に、ニクソン大統領はマッカラン国内治安維持法を発令、アメリカ政府は反政府的・危険分子とみなした者たちを一方的に拘束した。州刑務所および連邦刑務所の収容キャパシティが超える中、拘束された者たちは一方的な裁判にかけられ、二者択一の選択を迫られる。それは求刑通りの懲役を全うするか、それともカリフォルニアにある「ベアーマウンテン国立お仕置公園」にて人間狩りの標的として3日間を過ごすか……。反政府的・危険分子を拘束し処刑する架空のアメリカを描くフェイク・ドキュメンタリー。
ピーター・ワトキンス監督作『懲罰大陸★USA』
8月29日(土)より、新宿シネマカリテほかにてレイトショー!
■公式サイト
http://yami-movie.com/punishmentpark.html
■公式Twitter
https://twitter.com/YamiMovie
■公式Facebook
https://www.facebook.com/yamimovie
『懲罰大陸★USA』

(1971年/アメリカ/スタンダードサイズ/カラー/88分/原題:PUNISHMENT PARK(お仕置き公園))

監督:ピーター・ワトキンス

製作:スーザン・マーチン

脚本:ピーター・ワトキンズ

出演:パトリック・ボランド、ケント・フォアマン、カルメン・アルゲンジャノ、ルーク・ジョンソン、キャサリン・クイットナー、他