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安藤尋監督作品『海を感じる時』

18歳の女子高生が文壇を揺るがした、多感な少女期の心の戸惑いを鮮やかに
とらえた衝撃的なデビュー作。
充たされないこころと、抑えきれないからだ一。
もがきながら繋がり、葛藤していく二人の姿を清々しくも濃密に描き出す。

原作は70年代を舞台に描かれる中沢けいの小説「海を感じる時」。1978年に著者が18歳の時に応募し第21回群像新人賞を受賞、当時は現役女子高生が書いたこと、またスキャンダラスでセンセーショナルな文学として一躍世間の話題を呼び、ベストセラーとなって凄ざまじい反響を巻き起こした。一人の少女から大人の女性へと成長していく繊細な内面を精緻な描写で抉り、女と男、家族とのつながりを豊かな感性で描き、今もなお普遍的な作品として高く評価されている。

主演は市川由衣。少女から女へと変貌を遂げようとする難役、恵美子役に挑戦。美しくも切ないラブシーンを披露する等、大胆なシーンにも果敢に挑戦した。相手役の洋には、映画主演・出演作やテレビドラマ、舞台、CMと多岐にわたり活躍する若手実力派俳優、池松壮亮。本作が初共演の二人は、恵美子と洋の後戻りできない恋愛を生きる二人の世界を見事に演じてみせた。監督は『blue』(03)、『僕は妹に恋をする』(07)の安藤尋。その繊細な表現力と確かな演出力で、揺れ動く登場人物たちの心の機微に迫った。
【Story】

恵美子と洋の出会いは高校の新聞部だった。ある日、授業をさぼり部室で暇つぶしをしていた恵美子は、先輩の3年生の洋と顔を合わせる。突然、洋はここで恵美子にキスを迫るが「決して君が好きな訳じゃない。ただ、キスがしてみたい」からだと。衝動的に体をあずける恵美子だったが、あくまで洋は「女の人の体に興味があっただけ。君じゃなくてもよかった」と言い放ち、拒絶する。それでも洋を追い求めていく恵美子だが・・・。
安藤尋監督『海を感じる時』
9月13日(土)よりテアトル新宿他全国公開 
■公式サイト
http://umiokanjirutoki.com/
『海を感じる時』
監督:安藤尋 脚本:荒井晴彦 原作:中沢けい(『海を感じる時/水平線上にて』講談社文芸文庫刊)
出演:市川由衣/池松壮亮/阪井まどか/高尾祥子/三浦誠己/中村久美
2014年/日本/カラー/ビスタ/DCP5.1chサラウンド/118分
© 2014「海を感じる時」製作委員会
配給・宣伝:ファントム・フィルム