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マイケル・マドセン監督作品『100,000年後の安全』

“原発問題”を考える映画

2014年2月9日に投票が行われる東京都知事選挙を迎えるにあたり、映画配給会社アップリンクがドキュメンタリー映画『100,000年後の安全』をイデオロギーを超えて原子力発電所について考える映画として、吹き替え版全編をYouTubeにて無料配信している。

フィンランド西スオミ州サタクンタ県の自治体ユーラヨキのオルキルオト島にある放射性廃棄物処理施設、通称オンカロ(フィンランド語で“隠された場所”の意)。本作では、オンカロが廃棄物で満杯になったときに発生する安全性の確保だけでなく、安全なレベルに達するまで10万年かかるとされる放射性廃棄物の危険性を、後世の人類や知的生命体に伝えることの難しさを説いている。

フィンランドは脱原発国ではなく、現在4基の原子炉が操業中で今後2基を建設予定、総発電量のうち原発による電力は約30%だ。そのうえで、高レベル放射性廃棄物、核のゴミを出すならその処分まできちんとしよう、ということで世界で初めて地下処分場選定が最終決定した国である。オンカロは、2020年に操業開始を予定しており、最大9000トンの核のゴミを収容できる。合計6基の原子炉で50〜60年間運転する場合に発生する量の受け入れに対応できる事になっている。ちなみに日本には50基の原子炉があり、現在すべて運転停止中。また、これまでの核のゴミは地上に保管されている。放射性廃棄物の処理は地層処理しかないと言われているが、日本は火山や地震があるため常に地層が安定しない。山積みとなった日本の原発問題について改めて考えさせられる作品である。

【映画配信ページ】http://www.uplink.co.jp/100000/2014/

【配信期間】2014年1月22日(水)正午12時〜2月10日(月)正午12時

『100,000 年後の安全』
監督:マイケル・マドセン/日本語吹き替え版ナレーション:田口トモロヲ/2009年/デンマーク、フィンランド、スウェーデン、イタリア/79分
DVD『100,000 年後の安全』発売中
【DVD 特典】
☆視覚障害者対応日本語音声ガイド付
☆DVD 封入特典:劇場パンフレットダイジェスト版(24P フルカラー)
イントロダクション―未来のみなさんへ―/プロダクション・ノート/監督インタビュー/オンカロとは─フィンランドにおける最終処分場のサイト選定経緯─/放射性廃棄物に関する基礎知識/あとがき(アップリンク社長・浅井隆)