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リチャード・アイオアディ監督作品『嗤う分身(わらうぶんしん)』

ロシアの文豪ドストエフスキー原作「分身(二重人格)」を斬新なアプローチで映画化!

本作の原作「分身(二重人格)」はドストエフスキーの初期作品であり、小心で神経症ぎみの主人公が、容姿は瓜二つだが性格は正反対の“分身=ドッペルゲンガー”に仕事や生活を奪われていく様を描いた不条理フィクションである。ドストエフスキー作品群の中でも、発表当時酷評されたことで知られるこの奇作だが、一部ファンの間では熱烈な人気を得ている一篇であり、イタリアの巨匠ベルナルド・ベルトルッチが自身初となるフルカラー作品『ベルトルッチの分身』として1968年に映画化。それから45年、同原作を英語圏で初めて映画化した本作は、大胆にその様相を変貌させ、圧倒的オリジナリティで昇華させた。“もう一人の自分”との対峙に翻弄される男の顛末を、ダークユーモアとロマンスをふんだんに効かせた、異彩を放つ悲喜劇に仕立てあげている。

本作で長編監督2作目となるリチャード・アイオアディは、デビュー作『サブマリン』(10) で構築したユニークな世界観で映画作家としての名声を一躍確立。本作では、コメディアンでもある自身の極めてエキセントリックな個性を存分に発揮しながら、いつの時代とも、どこの世界とも判別できない実に特異な世界観を創り上げた。

親しみやすいルックスとナチュラルな佇まい、独特の早口が印象的なジェシー・アイゼンバーグ。本作で初の一人二役に挑んだ彼は、見た目は同じ、性格は正反対の2 人の主人公―まさに“陰と陽”とも言うべき難易度の高い役柄を見事に演じ分けている。そして、同じ容姿の2 人の男の間で揺れ動くヒロインを演じたのは、『アリス・イン・ワンダーランド』(10 )のアリス役で一躍知名度を上げ、その後も次々と話題作の主役を射止めてきた若き実力派ミア・ワシコウスカ。孤独を抱えた、どこか掴みどころのない可憐な存在感で本作に華を添える。また、ウディ・アレン作品常連で知られるベテラン俳優ウォーレス・ショーン、数々のハリウッド大作で名バイプレイヤーとして活躍するノア・テイラー、アカデミー賞® ノミネート女優キャシー・モリアーティら個性派たちが顔をそろえ、息の合った絶妙な間合いとバランス感覚でこのシュールな世界を盛り上げている。
【Story】

内気で要領が悪く存在感の薄いサイモン・ジェームズ(ジェシー・アイゼンバーグ)は周囲からまともに相手にされず、思いを寄せるコピー係のハナ(ミア・ワシコウスカ)とまともに話すこともできない。向かいの部屋に住むハナを望遠鏡でのぞくパッとしない毎日を送っていた。そんなある日、彼と生き写しのような新人ジェームズ・サイモン(ジェシー・アイゼンバーグ)が入社してくるが、職場では誰もジェームズの存在に驚かない。サイモンは次第に容姿は同じでも性格は全然違うジェームズのペースに翻弄され、やがて思いもよらぬ事態へとのみ込まれていく……

リチャード・アイオアディ監督作品『嗤う分身(わらうぶんしん)』
11月8日(土)より、シネマライズほか全国公開
■公式サイト
http://waraubunshin-espacesarou.com
■公式Facebook
https://www.facebook.com/waraubunshin
■公式ツイッター
https://twitter.com/warau_bunshin
『嗤う分身(わらうぶんしん)』
原作:フョードル・ドストエフスキー「分身(二重人格)」

監督・脚本:リチャード・アイオアディ

共同脚本:アヴィ・コリン『ミスター・ロンリー』

製作総指揮:マイケル・ケイン

出演:ジェシー・アイゼンバーグ『ソーシャル・ネットワーク』『グランド・イリュージョン』、ミア・ワシコウスカ『アリス・イン・ワンダーランド』『イノセント・ガーデン』、ウォーレス・ショーン『マンハッタン』、ヤスミン・ペイジ『サブマリン』、ノア・テイラー『チャーリーとチョコレート工場』

2013/イギリス/ビスタサイズ/DCP/93 分/カラー/英語/日本語字幕:種市譲二/原題『THE DOUBLE』/映倫G

提供:新日本映画社/配給・宣伝:エスパース・サロウ

© Channel Four Television Corporation, The British Film Institute, Alcove Double Limited 2013